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鍼は痛くありませんか?

鍼は痛くありません。ほとんど無痛と言っていいくらいです。鍼灸用の鍼は、長い歴史の中で可能な限り痛みがないような形状の鍼先に作られておりますし、当院で主に使用している鍼は、人の毛髪ほどの非常に細い鍼(0.14〜0.20mm)のものです。
また、皮膚のごく浅い部分に施術しますので、鍼が刺さっていることすら分らないことが多いのです。
ですが、「痛みの感受性」は人によってさまざまですし、鍼が皮膚に入る瞬間(切皮)、皮膚に点在する痛みのセンサー(痛点)に接してチクッとした痛みを感じることもあります。
また症状によっては、鍼を深く刺したり、刺した鍼を指で動かしたりすることがありますので、このときズーンと響く感じがあったり、重だるい感じや圧迫されるような感じを受ける方もおられます。
これら鍼を刺したときの身体の反応は鍼灸治療が効いている証拠で「少し違和感がある」という方もいれば「気持ちいい」と感じられる方もおられます。
ぜひ心身ともに疲れた身体を癒す当院の鍼で、心地よく身体がリラックスする感覚を体験してみてください。

鍼灸は、どんな病気に効きますか?

お灸って?

ひと口にお灸と言ってもさまざまな種類がありますが、温かく、とても気持ちの良いものです。
当院で行うお灸は、直接皮膚に接触しないように台座の上に艾(もぐさ)をのせて火をつける"温灸"
米粒の半分くらいの大きさに艾をひねったものを皮膚の上にのせて火をつける最も基本的な施灸法"点灸"
棒状になったお灸に火をつけ、皮膚から数センチ離して施灸する"棒灸"等があります。


どうして効くの?

写真 ・血液やリンパの流れがよくなり、筋肉の緊張が和らぐ。
・脳内モルヒネ様鎮痛物質が分泌され、痛みが和らぐ。
・鍼灸の刺激が痛みの刺激をブロックする。
・消化器・呼吸器・泌尿器に働きかけ、バランスを調える。
・ホルモンや自律神経のバランスを調える。
・白血球などが増加して免疫力が高まるなど、生体防御機構を強化する。
上記に挙げたものは現代医学的な見地から鍼灸治療の効果を述べたものです。
また、鍼灸は2千年以上前に治療法が確立された医学という面もあります。宇宙にあるすべての事象を「陰陽五行」に分け、身体を動かす総合エネルギーの「気・血・水」のバランスを考え、身体をめぐる「経絡」のルート上にある経穴(ツボ)に鍼や灸といった術を施して病気を治します。
人の身体は刺激を受けると、それに応じて自分を守ろうとする働きがあります。鍼灸はツボの特性と鍼灸術を組み合わせて身体にソフトな刺激を与えることにより、元来ご自身の身体に備わっている「治る力(=自然治癒力)を引き出し、抵抗力や免疫力を増加させ、生命力を高める施術法なのです。


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